クルマの電動化について     2022/1/3 群馬U       

2022年 本年もホームページをよろしくお願いします。
昨年は、100年に一度と言われているクルマの大変革、電動化の大きな波が
本格的に動き出した年でしたね。
電動化加速の背景は、やはり近年の気候変動の大規模自然災害の多発です。
環境問題に敏感な欧州のクルマメーカーが相次いで完全電動化宣言し、
近年急速に世界を牽引しています。
日本メーカーはもう少しお家芸HVで儲けたく、最初および腰でしたが、
ここへ来て完全電動化へ舵を切っています。

このクルマの電動化について、久し振りに群馬Uがコラムの筆を執りました。



群馬Uの勝手な想像 ↓  
スバル  CAFE規制をどう乗り切るかで頑張ってたが、急に電動化の波?
    困る。
    EVでも4モーターシンメトリカルな4WDとアイサイトを売りで!
    トヨタ傘下で良かった〜。EVを自社のみ開発は厳しかったねー。
    え!ソルテラにはアイサイトが付いてない (>_<)

マツダ 一昨年、SkyActiveX(ガソリン筒内噴射)で世界初の夢の実用化!
    。。あまり話題にならず。
    あれ、いつの間にか完全電動の時代へ?
    トヨタからHV技術をもらい、今度はバッテリー技術もらいます。
    自社で電池の開発は無理ですもの。
    マツダらしさをどうやって出すか。。
    モーターのようだったロータリーエンジン。。。。
    ロータリーエンジンのような(音を出す?)モーターを作ろう!
    世の中注目はバッテリーばかり、うちはモーターに力を入れよう。

三菱  世界初の量産電気自動車 うちですよ!i-MiEV 知ってます?
    技術はありますんで、もう少しPHEVで儲けさせてください。
       
この電気自動車ですが、幼少期に買ってもらった 学研 のりもの図鑑には、
既に載ってましたね。軽ワゴンの荷室床下に鉛12Vのバッテリーを30個くらい
並べた簡単な電気自動車。当時はロクなバッテリーが無かったですからね。
環境問題も既にその頃有りましたが、世界での最大の課題は、
自動車エンジンの排気ガスをどう減らすか。が主眼でした。
電動化で解決は話にも出てこない時代。
それから約50年。バッテリーの進化を家電用や模型用でリアルに見てきました。
ニッカド→ニッケル水素→リチウムイオン→リチウムFe、リチウムPo 
小型軽量、大容量、低価格化のめまぐるしい進化を目の当たりにしてきました。
ちなみにバッテリーは、過充電、過放電、長期満充電状態で性能を低下する。
注意して使っても徐々に充電容量が減って寿命となる。が体に染みついてます。
なので、スマホもなるべく充電しない、充電しても、80%くらいでやめておく。
ラジコン用は使ったあと必ず30%の充電状態にし保管する。を徹底してます。
話少し逸れました。戻します。
そんな進化したバッテりーですが、ガソリン車と同じく1充電で500Km走行させるとなると
現在は、まだまだ とてつもないバッテリーの大きさ、高価格となっています。
しかも、経年容量低下問題もあり、メリットは「環境に良い」「音が静か」「モーターの強力加速」だけです。
一般的な購入は、時期尚早と思います。
そうは言っても、気候変動問題は、待ってくれません。
この問題は、全世界、全クルマメーカーの共通認識で、
この問題を解決できたクルマメーカーがこの先勝ちなるでしょう。
なので、早速トヨタが電動化技術(小型軽量大容量高寿命バッテリー開発)に
4兆円を投資すると宣言しました。
それだけ投資の価値があり、それだけ難しい技術だと思います。。
画期的な、バッテリーの登場には、まだ数年かかるでしょう。



群馬Uが言いたい2つの事。
@ガソリン車は、ガソリンスタンドで給油する必要があるから、
  500km程度走行できる事が必要。
 →電気自動車は、家で充電できる。なので!
  給油(充電)タイミングの常識を変える。
  電気自動車の場合は、
  外出 →帰ったら充電→外出→帰ったら充電→ ・・・
 この習慣なら、200km走れるバッテリーでほぼ十分では??

Aガソリン車は約10年10万キロ走行すると故障が増え買換えのタイミングとなる。
 電気自動車は、構造が単純で故障が少ない(と思う)ので、
 10年10万キロで買い換える常識を変える。
 であれば、500万円の電気自動車であっても、20年乗れば。。。

小型軽量大容量高寿命の超画期的なバッテリーが開発されるまでは、
この考え方で普及させる。 いかがでしょうか。

いよいよ今年トヨタの本格EV bz4Xの発売、日産アリアが販売開始となります。
でも、デカすぎる!高すぎる!
トヨタがヨーロッパ勢より早く画期的なバッテリー開発に成功する事を祈ります。

2030年ってすぐだよね。実現すれば、だいぶ世の中が変わるでしょう。