2007年 11月 デジタルカメラ キャノン IXY DIGITAL 2000IS  購入

2004年からデジタルカメラ NIKON COOLPIX 3700を使用開始して、毎日のように大活躍しています。デジタルカメラは、長く親しんだフィルムカメラ時代では考えられない想像を超える手軽さ、機動性、低撮影コスト、そして高い修正の可用性によって写真に対する価値感が大きく変わりました。デジタル時代って本当にすごいと思います。家族撮影、趣味撮影、空撮、デジタルビデオの替わり・・と大活躍です。撮影枚数約3〜4000枚位撮りました。しかし・・・・

COOLPIX 3700を約3年使用しましたが、夜間の室内での撮影にずっと不満を持っていました。オートモードで撮影すると、距離にもよりますが人物の顔が不自然に白くなり、部屋奥の壁がかなり暗くなってしまいます。いかにも安いカメラで撮った感じ。なのでスローシャッターモードで撮影すると人物、背景共に露出が自然で適正になりますが、かなりブレます。この為今までは、撮影者も被写体者も「ハイ、息止めて〜!!・・・・・・・カッシャ。」でいつも撮影していました。それでもブレます。めったに満足のいく写真は撮れませんでした。これを解消するには、シャッタースピード優先モード付高価カメラでシャッタースピードを1/60秒くらいに設定するしかない。と思っていました。しかし最近、手振れ補正やCCDの高感度化が急速に進化して来た為、手軽に夜間室内での綺麗な撮影ができる様になりました。そして遂に「顔認識」も普及してきましたので思い切って買い替えに踏み切りました。

メーカは最初から、色彩の良い評判のキャノンかフジフィルム製で選定を開始しました。     

キャノンには、シャッタースピード優先モード、露出優先モードが標準のPowerShotシリーズがあります。
最初、このシリーズのハイエンドの「G9」という機種がとても気に入りました。
一眼レフよりコンパクト(と言っても結構デカくて重い)で、一般コンパクトデジカメより高画質、良好な操作性、多種モード、そして独特の重厚感のあるデザイン。私の好みにピッタリです。価格も何とか買えそうな約5万円。しっかりとした構造でじっくりと作品を撮りたくなる、こだわり派向けのカメラです。

でも実際問題、カミさんも使うし、お出かけで手軽に持ち歩き出来る必要性も大きな条件です。

悩んだ末、現状の使用環境を考慮して、やはり一般的大きさのコンデジ(コンパクトデジカメ)にする事にしました。
そこで、同キャノンIXYシリーズの最上位機 2000ISをピックアップ。CCDのサイズが1/1.7でG9と同じです。
マニュアル機能は乏しいですが光学手振れ補正、顔認識、高感度ISOにより、夜間室内撮影の綺麗さに期待します。
もうひとつの最近のはやり「広角」はこの機種にはありません。これはガマン。
価格COMでの評判が良いです。

フジフィルムでピックアップしたのは、FinePix F50fd 同じくコンデジの最上位機種。   参考
フジフィルムって私の周りで使用している人がほとんど居ませんが、巷では結構評判が良いようです。
8角形CCDの独自技術で暗い場所でのノイズが極めて少ないとの評判。しかも、コンデジにも関わらず、シャッタースピード優先モード、露出優先モードがついています。デザインも標準型で良好。しかも横顔でも認識可能な顔認識機能。画質についても評判がとても良いです。もちろん光学手振れ補正、高感度ISO機能有り。SD/ピクチャー兼用スロット、CCDサイズ1/6型 つまり欠点無し! あっ 「広角」はありません。
ちなみにフジには過去に、F31fdという機種でものすごく画質が良く、バッテリーがすごく長持ちの、この最新F50fdですらかなわないとの伝説のデジカメがあったそうです。ちょっと興味あり。
でも何故かF50fdは価格COMでの満足度評価が低いです。

あと、パナソニック LUMIX DMC-FX100 ニコン COOLPIX P5100を参考にしました。

比較表を作成して検討した結果、キャノンにしました。 
決め手は、やはり価格COMでの評判と、「なんとなくキャノンの方が安心かな」です。 一応⇒  購入比較DB



IXY 2000IS インプレッション

スペックの詳細は、購入比較DBを参照してください。

最近の標準コンデジより、ほんの少し大きめで、重量もやや重めです。角が丸く滑りやすいデザインです。ちょっと注意が必要。
チタンボディで高級感があります。

さて、肝心な画質ですが、昼間の晴天時の撮影では、従来機COOLPIX3700とさほど変わりません。若干、色の乗りが良くくっきりしているかな。という感じ。晴天の昼間はCOOLPIX3700も結構綺麗でした。

  近くの秋を撮ってみました。 サイズ変更によるボケを修正しましたが、それ以外は修正していません。         

光学ズームは標準的な3.7倍。しかしデジタルズームが素晴らしいです。従来機では、デジタル領域へ入るとたちまち画像がカクカクして見られるものではありませんでした。しかしこの機種(最近はみな優秀?)はデジタルズームにしても、1210万画素を生かして何とか見られる画像で撮影ができます。最大15倍ですが、10倍くらいまでなら問題無いレベルです。高倍率ズーム機能はあきらめていましたが、意外な性能です。来年の運動会では活躍するでしょう。

  デジタルズーム 約10倍で撮影    

やはり大きな違いは、夜間の室内での撮影です。オートモードで人を撮影した場合、さすがにシャッタースピードが早目で若干背景が暗くなりますが。従来機と比較すると、格段に綺麗です。顔認識により、顔の露出はばっちりです。
更に、シーンモードで、「ナイトスナップ」が良好で、人物のブレも無く背景も綺麗に撮れます。シャッタースピード1/30秒位に設定されてちょうど良く、まさに長年追い求めていた画像が撮れました。モード「パーティ」では、1/60秒位に設定されて若干背景が暗目になります。
んー、買って良かった〜。 画像で違いをお見せしてたい所ですが、自宅の室内ということでプライバシーの問題でやめました。

次に動画。従来機ではオマケ的画像でしたが、AVIファイル形式となり画質良好です。しかも撮影中にズームが出来ます!
デジタルビデオカメラの出番が減るでしょう。
2GBメモリでも約16分しか録画できません。やや不足気味です。

手振れ補正。光学式の手振れ補正。かなり有効です。ほとんどのシーンが片手で撮れます。綺麗な夜間室内撮影に大きく貢献しています。「流し撮り手振れモード」があり、左右の手振れ補正をキャンセルし上下のみの手振れ補正となり、流し撮りを可能にしています。今度、カート行った時に試してみます。

顔認識。9人まで認識。横顔はダメです。写真て、結局顔なんですね。周りが暗かろうと明るかろうと、顔の明るさとピントが合ってれば何とか見られる写真になります。でもすごい技術。

高感度ISO。最大6400です。 6400使用するとさすがに荒いというか結構ノイジーです。一般的な夜間室内であれば必要無いです。
暗くて動きの早いものを撮る時に活躍?

その他。

2.5液晶モニタ 明るくとても綺麗。

モード切替レバーが非常に使いやすい。

設定を変更する時、「FUNC」を押すか「MENU」を押すか悩む。

ストロボの位置が悪く、左手の中指で隠れやすい。慣れるまで注意が必要。フジF50fdはベストな位置。

価格COMの掲示板でバッテリーのフタが開きやすいと書かれていましたが、問題はありませんでした。


まだ、全ての機能を使いこなしてませんが、このカメラかなり気に入りました。昼夜問わず、失敗写真がかなり減る事と思います。
落下だけは注意したいと思います。   参考


ちょっとだけ フジF50fdに未練あり・・・・・。